おすすめ度 ★★★★★
映画紹介・あらすじ
「ブルーバレンタイン」という映画は、2010年に公開されたアメリカの映画です。
ライアン・ゴズリングとミシェル・ウィリアムズが主演し
夫婦の関係の始まりから終わりまでをリアルに描いています。
非常に繊細な演技と独特な編集手法が特徴です。
この映画は二人の登場人物の過去と現在を交互に描きながら
夫のディーン(ライアン・ゴズリング)と妻のシンディ(ミシェル・ウィリアムズ)の
二人が出会い、恋に落ち、結婚するまでの出来事を振り返り
いかにして二人の関係が築かれたか描いています。
そして、少しづつお互いの夢や大切にしていることが変化していることに気づき
やがて二人の関係にも大きな溝が出来てしまいます。
この映画は、二人の人生の中で愛と喜びの瞬間と、痛みや失望の瞬間を日常にあるリアルな会話で表現しています。「ブルーバレンタイン」は、感情豊かな演技とリアルな描写、愛の美しさ、・カップル・夫婦関係の困難さや崩壊の痛みも描き出す作品となっています。
登場人物
ディーン
(ライアン・ゴズリング)
物語の中心人物で、情熱的で感情豊かな若い男性。
シンディとの関係の始まりや、夫としての役割を演じるが、時間とともに問題に向かう。
シンディ
(ミシェル・ウィリアムズ)
ディーンの妻で、若い頃の夢や希望を抱いていたが、現実との葛藤に苦しむ女性。
家庭と仕事の両立、夫婦関係の悩みと向き合う。
デレク・シアンフランス(監督)
アメリカのコロラド州出身。13歳の頃から映画を制作しはじめる。
コロラド大学に進学し、脚本・撮影・編集を手がけた長編映画監督デビュー作
「Brother Tied(原題)」(98)がサンダンス映画祭をはじめ30以上の映画祭で上映され、国際的に高い評価を得る。自身の両親の離婚から着想を得たラブストーリー「ブルーバレンタイン」(10)を監督。同作はカンヌ国際映画祭にも出品された。
感想
「ブルーバレンタイン」は、とても感情表現が豊かな映画であり、愛と夫婦関係の複雑さを深く掘り下げた作品です。
映画は過去と現在を渡りながら、登場人物たちの感情や選択、喜びと痛みを描きます。
ライアン・ゴズリングとミシェル・ウィリアムの演技が素晴らしく観客が自分と重なる部分が
多くあり、とても感情移入されます。
この映画は愛とはどのようなものか、長く続く関係にはどのような努力が必要かといったテーマを
徹底的に現実的な視点で描いています。
その為、映画は非常に感情的であり、時には辛い瞬間も描かれます。
見る際には心の準備をしてからにする方が良いと思います。必ず心に残る作品の一つになるでしょう。
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